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走行距離は、少ないけど・・・
9年目の車検で入庫しました。
走行距離が15,000㎞と少ないです。
特に修理や部品交換が必要ないと思われますが、走行距離に関係なく年数とともに部品が劣化してきます。
今回は、ステアリングラックエンドブーツ、ロワボールジョイントブーツの交換とリヤブレーキのホイルシリンダーの固着のため、ホイルシリンダーの交換になります。
ステアリングラックは、ステアリングギヤボックスからの力をタイヤに伝えるためのシャフトになります。
その結合部分の部品をグリスで覆いゴム状のブーツで守っているところがステアリングラックエンドブーツです。
ブーツが裂けてグリスが出ている状態です。
ロアアームはタイヤと車体、サスペンションを繋いでタイヤが路面から受けた衝撃を直接的に緩和するサスペンションの土台となる部品です。
その連結部の部品をグリスで覆いゴム状のブーツで守っているのがロワボールジョイントブーツです。
ブーツが裂けてグリスが出ている状態です。
この2つの部品をこのまま使い続けるとグリスが飛散して、ガタが発生します。
最悪の場合、部品が脱落して走行不能になる恐れがあります。
ガタの確認とブーツの劣化点検を必ず行います。
ダメならもちろん車検に合格しません。
古いグリスを除去、新しいグリスを補充して新しいブーツを取り付けます。
リヤブレーキの制動力を発生させる油圧シリンダーです。
走行距離が少ないためブレーキが固着してしまいました。
ブレーキオイルの漏れならシリンダー内部のパッキン交換で済むのですが、錆と固着がひどかったのでシリンダーごとの交換となりました。
組付けをして、ブレーキオイルの抜き替え、各部のグリス給油、ブレーキ調整をして完了です。